John Willie

ジョン・ウィ−リ

ボンデ−ジア−トの世界を生み出した先駆者

John Willie。ジョン・ウィリー:本名ジョン・アレクサンダ−・スコット・コーツ米国の伝説的なボンデージ雑誌『Bizarre』の編集者であり、カメラマンであり、イラストやコミックも描いたボンデージ・アートの先駆者である。そのコンセプトは No Sex, No Nudity (セックスなし、ヌードなし)で、女性をいかに美しく縛るか、というのが彼の主な主題であった。

1902年12月9日にシンガポールで生まれる。父親は銀行家であり、イギリスで教育をうけた。1920年代からオーストラリアで暮らし、その頃からボンデージの写真、描画を手がけ始める。そのきっかけは、当時同棲していたホリ−という女性の影響とみられている。1940年代にアメリカに渡って作品を作り続け、1946年に雑誌BIZARREを創刊。13年間に20冊発行され、後世に語りつがれるスウィート・グエンドリンはその雑誌から生まれた。転々と住所を変えながら、1962年8月6日英国にて死去

『Bizarre』は1946年創刊。(復刻版ハードカバー本が現在でも入手可能)途中休刊も含めて10年ほど発行され、「奇憚クラブ」などを通じて戦後の日本に初めてSMイメージのプロトタイプを伝えた。彼の理想やスタイルは当時の米国内でさえ「逸脱した欲望」としてキワモノ扱いされていたらしいが、拘束された女性の美しさをポップなアートとして創出したウイリーの功績は70年代に再評価され、この種の当時、まだ一般に受け入れられていなかった拘束イラストやコミックを一般大衆にまで広め、屈折した倒錯美の普及に大きく貢献した人物である。